「ㇱコブチ」とは筏乗りの守り神で、小入谷から久田にかけての地域独特の神様です。古来、この地域は奈良や京の都に建築用木材を供給する「杣(そま)」として栄えていました。切り出した木材は筏にして、安曇川・琵琶湖・木津川を経由して都まで運んでいました。筏乗りは危険な職業であったため、独特な「ㇱコブチ信仰」が生まれたと考えられています。